山下達郎のサンデー・ソングブック 2026年9月27日放送回
番組概要
『山下達郎のサンデー・ソングブック』は、TOKYO FMの制作により、JFN系列38局フルネットで放送する、ミュージシャンの山下達郎が唯一レギュラー出演しているラジオ番組である。(引用:wikipedia)

※本ページはプロモーションが含まれています。
山下達郎のサンデー・ソングブック 2026年9月27日放送回の要約
■ この回の聴きどころ
- 山下さんが初めて衝撃を受けた曲、ヤング・ラスカルズとドラマーのディノ・ダネリさんへの熱い思い
- 25歳のリスナーのリクエストで、番組で初めてかかったピンク・フロイド
- 映画『ジュブナイル』の主題歌にこめた、子どものころ海へ降りていった坂道の記憶
■ 番組の基本情報
・放送:TOKYO FM 日曜 14:00〜
・出演:山下達郎
・聴き逃し配信:radikoのタイムフリーで10月4日まで(エリアフリーはプレミアム会員)
(目次)
■ 内容のまとめ
オープニング:ツアー初日前の前倒し収録と、来週で番組34周年
9月最後の日曜日のあいさつですが、実はツアー初日より前に収録しているそうです。9月18日の横須賀芸術劇場、23日・24日の大阪フェスティバルホールに続き、今週29日は4本目の福岡サンパレス公演。ホールが取りにくく公演数も少ないため、福岡や新潟が1日だけになったことへのおしかりも届いていると、ぼやき交じりに話しました。
サタデー・ソングブックとして始まったのが1992年10月なので、番組は来週で34周年です。最近は初めてお便りをくれる人や、14歳をはじめとする若いリスナーがぐっと増えているそうです。ソロで50年、シュガー・ベイブから数えて51年になり、自分の曲だけでもリクエストに応えきれないのはうれしい悲鳴だと語りました。
孫に聴かせ忘れた1曲:「オノマトペ・アイランド」
4世代で温泉に行き、10か月の孫が音楽に合わせて手をたたいて喜んだという常連さんのお便りです。矢野顕子さんの曲は聴かせたのに、肝心の「オノマトペ・アイランド」を聴かせ忘れたので、ラジオで流れるのを期待してリクエストしたそうです。『JOY 2』のジャケット写真が楽しみというお便りには、あと2週間だと答えていました。
♪ オノマトペ・アイランド/山下達郎
初めて受けた衝撃:ヤング・ラスカルズ「Good Lovin’」
♪ Good Lovin’/The Young Rascals
高校生のころラジオで山下さんの曲に衝撃を受けたというリスナーのリクエストは山下さん自身の曲でしたが、山下さんが反応したのは、その前の「達郎さんが初めて衝撃を受けた曲は?」という質問でした。一番最初はベンチャーズだったものの、その何倍も大きかったのが、1966年に全米1位になったヤング・ラスカルズのこの曲。AMラジオから流れてきたとき、お小遣いをはたいてレコード店へ飛んでいき、それ以来ラスカルズは山下さんのアイドルグループになったそうです。
ドラムの真骨頂:ディノ・ダネリさんが光るラスカルズ「Heaven」
次に開いたお手紙は、カーマイン・アピスさんがインタビューで、ロックドラミングのすべてを始めたのは正当に評価されなかったラスカルズのディノ・ダネリさんだと語っていた、という内容でした。山下さんは、アピスさんがいたバニラ・ファッジもラスカルズの影響を強く受けたバンドで、ベースのティム・ボガートさんとともにのちにベック・ボガート&アピスへつながっていくと解説。ラスカルズはベースのいないバンドで、オルガンでベースを弾くぶんドラムがいっそう際立つそうです。
「ディノ・ダネリ、いくら評価しても評価しすぎることはありません。」(山下さん)
そのドラミングの真骨頂として選んだのが、1969年に全米39位になった名作です。
♪ Heaven/The Rascals
献血車でサンソン:定年を機に初めてのお便りと、ニール・ヤングさん
ラスカルズだとなんでもかけてしまうと笑い、気を取り直して次のお便りへ。サタデー・ソングブック時代から聴いていて、65歳の定年を機に初めて書いたというリスナーは、書店に来ていた献血車に乗ったら車内でこの番組が流れていて、いつもよりスムーズに400ccの献血ができたそうです。看護師さんによると、ふだんは別の局が流れているとのことでした。
リクエストは、ニール・ヤングさんの最初のヒット・シングルで、1970年に全米55位になった曲です。
♪ Cinnamon Girl/Neil Young
番組で初めての1曲:25歳のリスナーが頼んだピンク・フロイド
71歳で介護施設で働き、日曜2時からの55分が幸せな時間だというお便りに続いて、25歳の男性からプログレのリクエストが届きました。長く続けてきたからこそ、昔なら絶対に来なかったリクエストが来るようになったと山下さん。曲は1971年のアルバム『Meddle』(邦題『おせっかい』)のA面1曲目で、プロレスのアブドーラ・ザ・ブッチャーさんのテーマとしても知られています。
山下さんは、ピンク・フロイドは今から考えるとプログレというより一種のミニマル・ミュージックで、すごいテクニックよりも構成の美しさで聴かせるバンドだと解説しました。71年の録音は今の感覚だと少し音が細いものの、マスタリングし直すとラジオでも十分に迫力のある音になるそうです。
♪ One of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)/Pink Floyd
曲のあとには、34年やってきて珍しく少し違和感があるとつぶやきつつ、番組でかけたのはこれが初めてだと話していました。
お知らせ:来週から2週続けて『JOY 2』発売記念特集
来週10月4日で番組は34周年。10月14日発売のライヴ・アルバム『JOY 2』に合わせて、来週と再来週の2週にわたって発売記念特集を行うと発表しました。全部で214分あるので放送ではかけきれず、曲をピックアップして制作の裏話や意図を話すそうです。竹内まりやさんの新曲が、10月31日からWOWOWで放送・配信される連続ドラマの主題歌になり、11月1日に配信リリースされることも先週に続いて伝えました。
音響設備のいい喫茶店で『Softly』初回盤のライヴCDを聴いたら、マスターが音のよさをべたぼめしていたというお便りも。山下さんは、今回の『JOY 2』もなかなかいい音をしていると自信をのぞかせました。
いわく付きの1曲:トレメローズ版「Yellow River」
「Yellow River」はイギリスのグループ、クリスティの1970年のヒットとして有名ですが、もとはクリスティのリーダー、ジェフ・クリスティさんがトレメローズのために書いた曲です。トレメローズ版はヒットせず、クリスティが歌ってヒットしたという、いわく付きの1曲だそうです。このバージョンがあることを最近知ったというリスナーのリクエストに応えました。
♪ Yellow River/The Tremeloes
曲のあとには、トレメローズのアラン・ブレイクリーさんがクリスティのドラマー、マイク・ブレイクリーさんのお兄さんだった縁から、この曲が生まれたという裏話も明かしました。
ドゥーワップの逸品:ザ・クローバーズ「Yes It’s You」
「クローバーズといえば誰がなんと言おうとこれ」と前置きして流してほしいという常連さんのリクエストに、言えば何でもかなうと思ったら大間違いと返しながらも、しっかり応えました。アトランティック・レーベルを代表する1950年代のドゥーワップ・グループで、ヒット曲ではないものの、山下さんが一番好きな1曲だそうです。1952年の録音で、ニューヨークのピアニスト、ハリー・ヴァン・ウォールズさんのピアノと、トム・ダウドさんによる録音のすばらしさをたたえました。
♪ Yes It’s You/The Clovers
おハガキ紹介:常連さんの「奇行」と「そんなこと聞いてどうすんだ」
聴き始めて1年という初めてのリスナーからは、何回読まれたかを数える人、毎週のオンエア時間を記録する人など、常連さんたちのおもしろくて少しこわい行動を観察したお便りが届きました。そうした熱いお便りをさらりとかわしながら、作品とライヴで期待に応え続ける山下さんがすてきだと結ばれていました。
一番受けたのは、ヘビーリスナーの夫に付き合って結婚以来ずっと聴いてきたという奥さんのお便りです。質問に「そんなこと聞いてどうすんだ」と返す山下さんが最初は嫌だったけれど、常連さんたちは実はそう言われたくて質問しているのではと気づいてから、毎週それが聞けるかが楽しみになったそうです。
「しゃれです、しゃれ。」(山下さん)
『ジュブナイル』の主題歌:海へ降りていく坂道の記憶
最後のリクエストは、『JOY 2』の予約をきっかけに、聴くだけのリスナーからリクエストするリスナーになったという人からです。山崎貴監督の初めての長編映画『ジュブナイル』のエンドロールで流れた曲について、エピソードがあれば聞きたいというお便りでした。
山下さんによると、東京の人にとって海といえば千葉のほうで、浜辺へは必ず道路から坂道を下っていくそうです。小学生のころのその坂道の記憶が強く残っていて、映画のテーマに重ねて、坂道を降りていく子どもの感覚を歌にしたと明かしました。2000年のシングルです。
♪ JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW〜/山下達郎
エンディング:20年で約1200枚、ハガキを書き続けたリスナーへの感謝
番組が来週で34周年を迎えることに改めて触れ、長く応援してくれるリスナーにお礼を述べました。2006年から毎週1枚、特集のときは多めにハガキを書き続け、20年でおよそ1200枚になったという常連さんのお便りを紹介し、全国のリスナーのおかげで34年続けてこられたと感謝を伝えています。来週と再来週はいよいよ『JOY 2』の特集です。
山下さんとリスナーのやりとりの温かさは、ぜひradikoのタイムフリーで聴いてみてください。
■ ひとことメモ
34周年を目前に、初めてのリスナーや若いリスナーからのお便りが目立つ回でした。
「初めて衝撃を受けた曲は?」という質問から続いたラスカルズの2曲は、山下さんの音楽の原点が伝わってくる流れです。
番組で初めてかかったピンク・フロイドに、山下さん自身が少しとまどっている様子も新鮮でした。
次の2週は『JOY 2』特集なので、その前に番組とリスナーの関係を知るのにちょうどいい回だと思います。
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